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幼年国語教育会

2019.03.15

【おじゃましま~す】若竹幼稚園(滋賀県草津市)

おじゃましま~すイメージ画像

園舎の写真中央に琵琶湖を擁し、比叡、鈴鹿の山並みに囲まれた自然豊かな土地、滋賀県。その南東部に位置する草津市は、東海道と中山道が合流する交通の要衝として、大きな役割を担ってきました。
その草津市の中心部に位置する若竹幼稚園は、「竹のようにまっすぐにスクスクと育ってほしい」という願いで、昭和29年に設立されました。園名が町名にもなるほど地元に根付いた、緑の園舎が印象的な幼稚園です。
浄土宗の住職だった初代園長、小池晃成先生の志を受け継ぎ、「佛(明るく)法(正しく)僧(仲良く)」を敬う心を養うことを教育目標とされ、「和顔愛語(明るい笑顔と優しい言葉)」を先生、園児・保護者の皆さんと進めておられます。


絵本の音読の写真石井 勲先生とご縁があったのは昭和57年。来園され、園児の前で実践指導をされた時だそうです。「板書しながら素話される先生に、目を輝かせ、引き込まれる子供たちの姿が今でも忘れられません。漢字はひらがなよりも簡単であるという先生のお言葉通り、園児たちは何の抵抗もなく、漢字を環境の一つとして自然に受け入れ、吸収していきました」と園長の小池寿子先生。漢字「を」教えるのではなく、漢字「で」教えることにより、語彙が増え、文字への関心が高まったとおっしゃいます。そして、知らず知らずのうちに漢字力、読書力を身に付けています。何よりも「観る力」「聴く力」が向上し、集中力も高まっています。


外遊びの写真石井先生とご縁ができたのと同じ頃、小池先生は、ソニーの創始者の一人である井深 大先生の講演を聴かれる機会がありました。その時に、胎児から乳幼児期までに存在する能力を受け止め、「心の教育」に結びつける必要性があるという話に感銘を受けられました。中でも臨界期に漢字に親しむことの重要性についても感銘を受けられたそうです。「パターンとして記憶する能力については、石井先生、井深先生、お二人の理論の中で納得することができました」。偉大な二人の先生とのご縁により、若竹幼稚園の根となる部分が醸成されていったといえます。
「今後、情報化、グローバル化が進み、人工知能が取り入れられる時代へと進む中、豊かさや便利さだけではなく、本物の感性を研き、日本の文化・歴史を語れる力を持ち、社会の中で活躍し、充実した人生を送れる人を育んでいきたいと思います」
設立から65年。温かい雰囲気の中で、知的で、元気よく過ごす園児たちが印象的な園でした。