月刊絵本シリーズ ▶
月刊絵本
定価: 640円+税
A4判(210×297㎜) 24ページ
文:横山充男
絵:小倉正巳
日本昔話【食わず女房(くわずにょうぼう)】
極端なものを求めた男が、正反対の存在に脅かされることになる、ハラハラどきどきの逃走譚。端午の節句に菖蒲やよもぎを飾るようになった由来話です。
内容
「飯を食わずに働く嫁はおらんものかな」と、あり得ないことを望んだけちな男のもとへ、本当に何も食べずによく働く嫁がやってきます。ところが、家のお米がよく減ることを不思議に思った男は、仕事へ行くふりをしてこっそり嫁の様子を覗き見します。実はこの「飯を食べない嫁」は、「飯を大量に食べる山姥」だったのです。