ぴのきおスクール学習ハイキング
島崎藤村生誕の地 馬籠を歩く
名古屋エリア 10月18日(土)実施
名古屋エリア恒例のこの行事。今回は、6年ぶりに中津川(岐阜県)を巡りました。参加者は今までで最も多い101名で、3台のバスに乗り込み金山駅(名古屋市)を出発しました。
まず初めに向かったのは、くだもの王国・山本農園です。2時間ほどバスに揺られながら自己紹介やクイズを楽しんで到着。農園の方にリンゴの取り方などを教えていただいてから、各々が自由にリンゴを選んで枝からもぎ取り楽しみました。初めて経験する子供も多く、脚立に上って高い所のリンゴを取ったり、先生や友達に頼んで取ってもらったり、また、「このまま食べてみたい」と言って皮ごと丸かじりする子供もいました。
次に向かったのは、馬籠(まごめ)ふるさと学校です。平成17年、市町村合併に伴う学校統廃合により廃校となった旧山口村立神坂小学校を活用した交流施設です。そこで中津川・馬籠にまつわるクイズに挑戦した後は、待ちに待ったお弁当の時間です。雨が少し降り始めたため、体育館の軒下でシートを敷いて食べました。それでも、子供たちのとても楽しそうな笑顔が印象的でした。
続いて、馬籠散策です。途中で大きな水車を見つけ、「何あれ?! 初めて見た!」と感動する子供もいました。藤村記念館では、施設の方に島崎藤村について詳しく説明していただきました。そして、藤村の詩「初恋」と「小諸なる古城のほとり」を全員で朗誦。槌馬屋(つちまや)資料館では、名物「栗ふく」を食べ、島崎藤村に関する展示資料の中でも「初恋」のモデルと言われている「大脇ゆふ」の写真に見入っていました。また、島崎正樹(藤村の父)自筆の掛け軸など、当時の歴史的資料を見学しました。
すっかり雨もあがり、最後に楽しみにしていたお土産選びでは、一生懸命に計算しながら思い思いにお土産を選んでいました。
この日に学んだことが心に残り、少しでも子供たちの将来に役立つことになれば嬉しく思います。


